KOTOが上場していたJamBTCの夜逃げに思うこと
唯一、匿名通貨のKOTOを取引できたJamBTCという仮想通貨取引所が、突然閉鎖されてしまいました。
ここに通貨を預けていた人はご愁傷さまです。
私はBlogでもリンクを貼らず、「自分では使わない」と書いていたのですが、正直ここまで酷いことが起こるとは思いませんでした。
TwitterでKOTOが利用できないようになっていることをアナウンスした後、サイト全体を消してしまったようです。
調べても全く素性の知れない取引所なので、最初は騙すつもりなどなくても、「面倒になった」「飽きた」程度の理由で終わることもありえます。
今回は中国系だと思うので、日本人は手出しできないで泣き寝入りでしょう。
このリスクを認識していなかったとしたら、ここで気付けて良かったのかも知れませんね。
Mt.GOXはBTCの値上がりで奇跡が起きただけ、coincheckは仮想通貨バブルで桁外れの収益があっただけ。
これまで日本で起きてきた事件は運が良かっただけなんですよね。
NiceHashのBTC盗難のハッキングも、Coinbaseという超大企業が支援してくれただけ。
非中央集権という免罪符のもとに、自己責任を徹底的に突きつけられる世界です。
取引の間にいる取引所が一定のリスクを背負ってくれていますが、日本以外の登録(みなし含む)されていない取引所を使うのであれば、全て自分の責任で行動する必要があります。
JamBTCなんてバックグラウンドも何も不明で、調べても何も分からないサイトでしたから…。
ただ、これは紹介する側も気を付けないといけないですね。
Binanceの紹介報酬を目的として、Twitterではインフルエンサーと呼ばれる人たちが積極的に誘導していた以上に気を付けないといけないです。
親切心で登録方法や使い方を記事にしているとしても、あれくらいのUI・英語が理解できないとしたら、それは「使うべきではない人たち」だと思います。
英語が読めないところに資金を預けるのは、海外フォーセットを使うのとは意味が違うでしょう。
KOTOはマイニングしているような層の人たちなので、ある程度は知識あるであろう層だったのが救いです。
被害に遭っていい人たちという意味ではなく、情報収集に長け、まだ「自己責任」が理解できる賢明なギークでしょう。
マイナーではないとしたら、KOTOのような出来たての草コインで一攫千金を狙っている層なので、これは「自己責任」の一言で良いと思います。
私はMt.GOXは未経験ながら、NiceHash・coincheck・JamBTCは運よく難を逃れています。
自己責任を押し付けられる世界ならば、そのリスクを最小限にする努力は惜しまないようにしましょう。